2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧
届いたメール読むの、とても怖かったくそみそにこきおろされてたら...こんなのは詩じゃありませんとか言われたら..でもせんせいのことばはとても優しかった。そしてとてもわかりやすくアドバイスをくださった 以下抜粋「言葉に敏感な人は詩を書いているとど…
短歌の放つエネルギーってすごいなといつも思う短い中に凝縮された熱量世界観とか色彩感とかストーリーなどを限られた文字数の中に切り取るってすごいかいぬしこれ ぼくだね夕陽当番しているところだねくすくすおにいちゃんはかいぬしがお絵描きしたら観賞会…
ぼくが世界でいちばん好きな場所それはかいぬしのてのひらです寒い冬も暑い夏もいつでもここはさいこううっとりと寝ていてにぎにぎがほどかれてもほらぼくはぺたんこの つぶれぶんちょ ぷぷぷおにいちゃんでろんでろんだねぜんぜんいげんとかないよね.......…
飛び降り途中のカバ雲悶えてる人のピクトグラム雲足が溶けてしまったムカデ雲たいへんしゃくれた巨人の横顔雲世界にあとだしじゃんけんするこぶし雲地表薙ぎ払う鯨の尾鰭雲みんないっせいに山の稜線の向こうへ落ちていった夕陽はいつも雲を引き連れて沈んで…
たまごってね底の方がぶわりとひろがって上のほうがほそまっているじゃないですかあれいちど思い切りいきんだらあとはするんととりのおしりからことんとうみおとされるのに適したやさしいかたちなんですよねもしもたまごが砂時計のようにくびれもつ形だった…
夏のはじめかたがいまだにわからないみんなそうだろうこんな北国にくらせばどう迎え打つか方針もかたまらぬうちに勝手に夏はやってきて足早に歩み去ってしまうんだまばゆすぎて夏の顔を直視できるものなどひとりとしていない去ってゆく後ろ姿だけはやけにく…
ピリカのこの自信に満ちたお顔初飛行が7月15日だったのですが、この間にピリカはみるみる変わりました。まず、直線移動だけではなく飛びながら方向転換ができるようになりました!あんな少ない羽ですごい。音もあいかわらずすごいです。びびびびびび。そして…
通りには誰もいませんが街灯はついています車も走っていませんが信号は点滅していますかみさまもいませんが祈りが交錯していますよってたかって撲殺しておきながらいまさら何を祈るのでしょうかゆるされることを前提に赦しを乞う狡猾さが匂い出して夜にとけ…
そこらじゅういのちだらけなことにおどろいていたいのちがない場所にすらいのちになりたがっているものがひしめきあっていたそれらはみんなおどろきたがっていたんだじぶんのいのちにおどろくことをくるおしく希求していたんだどっちがぼくかわかるかなシル…
うれしそうに飛んでるピリカだねいつかこんなふうにきれいに羽がぜんぶそろうといいねピリカは雛っこ時代は握りだったのに成長とともに握れなくなりました自分が飛べないことを理解した頃からですいざというときに、自分には飛んで逃げるという選択肢がない…
花火が終わったあとのさみしさみたいだああきれいだったねみごとだったねしだれざくら長くしだれてあれは天空をゆく巨大くらげですこんばんは風がなくていい夜でした耳の奥にどんどんと残響からっぽの胸たしかにみたしてわずかに肋骨のあたりきしんだ名残り…
ぼくたちは多くを学びそして多くをわすれるだがそれがなんだろうぼくたちは多くを得てやっぱり多くを失うなんでもないことなんだ夕陽が稜線を染め上げて夜風がわたってきたそれはねからっぽのぼくのなか思惟ふるわせて吹き抜けるかみのいぶきくちばしのすき…
こんばんは ピリカですぼく、ぼくのカッコいいところ見せなくちゃならないほら 力強く蹴り出していっしょうけんめい羽ばたいて びびびびびびかおもしんけん!ぼくの羽の音ぼくから生まれでる香ばしい風伝わるかな応援いっぱいしてもらったから見守ってくれて…
ぼくと紫陽花だ大きなタオルとか初めてみるかばんなんかはぼくらはちょっとげげっ!てなっちゃうんだけど小さな絵なんかは近寄ってよーく見たくなる鏡に映っている自分の姿を「これは自分である」と唯一認識できる動物は象だけだといわれているけれどじつは…
小さな手は躊躇いも恥じらいもなく握ってくるその あたたかさとしめりけにややたじろいでおとなとしてこれはしっかりとでも傷つけぬようにまもるようにみちびくようにつないでいなければといとおしさとかなしさがまじりあったようなそんなにまっすぐ人を信じ…
ぼく達 とても自由だけど「床に降り立つこと」だけは禁止されてるかいぬしの足を追いかけて事故になっちゃいけないからねもうちいちゃいときから床に降りるたびにかいぬしがだめですよってすくいあげるので床に降りるととてもいけないことしてるきもちがして…
タイトルはなりゆきさんからいただきました♪ぼくずうっとにぎりぶんちょしてたら羽に襟ができてうれしくなっちゃったのこの角度からもほらね たのしたのしこれはおいしおいしの絵ぼくつぶつぶの部分つんつんしてみたかいぬし笑いすぎだよ (ピリカ)おっこれ…
握れなかった手がふたつあるひとつは確信に満ちてゆるぎなくさしのべられた手だそのぬくもりをおぼえていたくなかった頑なさが氷解して地盤が弱まる気がして救いなど必要ないとふりはらってしまった手だもうひとつは胸の上で組み合わされねむるひとの手だか…
その手は逡巡ののち慎み深くでも優しさのままにさしだされるかわりませんねと触れ合わす指のふしぶしに浮き出るとしつきのおもたさがきざんだものはそれぞれになまえを覚えててくださってありがとうございますおあがんなさいなと変わらぬ笑顔でまねかれてお…
世界中のことばでおはようをきいてみたくなったいのちあるすべてのもののおはようにぼくはおへんじをしたいと思った朝の領域がひろがってゆくおはようがあまねくかけめぐる音がぼくの胸にもひびいてくる稼働をはじめたぼくのいのちにそこらじゅういぶきをと…
鼻をふがふがしながらさっきからずっと後ろをついてくる人がいるきみは苦しんでいるのかそれとも笑いをこらえているのかティッシュならあるよいやそれいびきなのかなきみは寝ているんだこれまた随分と眩い夢をみているものだ人々の清廉な白い服輪郭が目に突…
何かがいるよなんだろうあかいさんかくくすくすぼくだよしーっ!ピリカに見つかりたくないよおにいちゃんどこー?ピリカ便箋の中のぶんちょさんにおしりつんつんされてるよくすくすおにいちゃんあそぼぼくとおにごっこしようぼくはねいつだって鬼がいいよ高…
くるしみのない朝は恩寵新鮮な冷たいおみずをこくこくと飲むちいさな喉の動き餌入れにこつりこつりとくちばしが小さく当たる音2つのケージからそれぞれこつりこつり樹々は朝風にざわざわと葉擦れレースのカーテンはクラゲの浮遊のように膨らんでまた窓には…
かいぬしと静かに本を読みました窓からはひんやりした風がはいりこんできてエアコンとか扇風機とかじゃない天然の風ってこんなにも気持ちいいものだったんだ体の奥底に無駄にくすぶってぼんやり思考を停滞させるあの熱もきれいにさめてゆくんだねほらかいぬ…
その方がお亡くなりになったと知らせがとどいてでも随分まえにお別れはすませた間柄ゆえこころが動くこともないのだけれど動かぬこころのかわりにひとしきり樹々はざわめいて息をつめて見上げる雲の流れは加速ぼくのさいごのかわいいひとなどどやすい台詞も…
ぼくケージから出たら必ずかいぬしにお胸のところちゅってしてもらうの毎朝必ず、欠かさずの習慣でも今日かいぬしするの忘れたからぼくずっとお胸はったまま待ってたよねいくら暑くてぼーっとしてたって大切な朝の習慣わすれないでよねそんなわけで今日はた…
くびがもげてしんだら自分の頭蓋骨でドリブルするって決めてるこんながらんがらんのいびつな骨がうまいことはずみをつけているのは頭の中につまっていた幾重にもねりあげられ密度の高い想念が断続的にやってくる衝撃をもれなく弾き飛ばしているからなんだ頭…
これはピリカおにぎりこっちがぼくぶわわってしてるだけじゃなく一枚だけ白い羽が生えてるの ぷぷぼくの雪の欠片はここにひそかにあるのです今日はクッキーを焼いてぶんちょカフェごっこをした優しく素朴ない味わいのクッキーはふわりと甘くてぼくらの後頭部…
ぴっちゃんはもう爪切りベテランさんなので全く無抵抗ではいどうぞーとすんなり切らせてくれますぼく爪切りへいきだよぼくえらいからにぎにぎしてくださいこちらはピリカちゃん爪切ってほらさっぱりしたでしょしないよ!さっぱりなんてさっぱりしないよぼく…
かたつむりはいろいろ間に合わない絵筆を握り じっと目を凝らす間に花は散り翼は風がさらい世界は刻々と色を変え追いつくことができない美しさというのはなんて早足なのか自分の愚鈍さとかなわぬものを追うことに疲れ雨に濡れたコンクリートをかじってみたと…