何かを託されて生まれてきたように思うが
きれいさっぱり忘れてしまった
断片すら思い起こせないんだから
どのみち大したものじゃないんだろう
“使命”なんてほど崇高なものじゃなく
まあ時間あったらやっとけよくらいの
ちょっとした宿題なんだろう
そう思っておこう
朝起きて大きな元気なうんこしたら
ぼくどうでもよくなったんだよ
雪は降ればいいし
先に降った雪は
次に落ちてくる雪を
優しく優しく抱きとめ続ければいいよ
太郎や次郎を眠らせたのと同じ雪が
ぼくやピリカを眠くさせる
雪には雪の降るべき理由があるけれど
その理由を埋め尽くすために今は
降り止むわけにはいかないらしい
ぼくらの一番好きな遊びはかくれんぼ
ピリカは鬼ばかりやりたがる
2人で遊ぶとね
ピリカの握力がどんどん増してるのがわかって
ぼくうれしいんだよ