ぴっちゃんの「ぎゅむ」

ぼく

むっきむきの

おむねばいんばいん!

ちょっと悪い顔もできるよ

どうかな

こわいでしょ

             ぷぷぷ

 

     ピリカです

おにいちゃんたりてません

もっとこれ

このように

めじからつよつよにしなければだめです

 

ぜったいぼくのほうが

こわそうぶんちょだよ

            ぷぷぷ

 

 

いただきもののおやつ

(切り方へたで断面がぼろぼろ....)

 

 

ピリカちゃんには申し訳ないけれど

怒っても全然こわくありません

きゃるきゃるしても

鈴がころがってるだけのような高い声なので

ただただかわいい

 

怒って怖いのはぴっちゃん

滅多に怒らない...というところも尚一層こわい

きゃるきゃるというより

低い声で「ぎゅむ...」とつぶやく

静かな怒り

 

ピリカちゃんは最近

ぴっちゃんのケージの上にのって

保温カバーを引っ張るのがブーム

ぴっちゃんに見たかって「ぎゅむ」と

怒られると

ささっと逃げます

逃げ足はとても早い

ぴっちゃんは声だけでピリカちゃんの

いたずらを制して

満足そうにふこふことお昼寝です

「怒り」というより

「ぼくは不愉快です」とか

「ぼくはそれいやなんですよね」というのを

ぼくなりに伝える言語なんだよ

 

「いやなんです、それ」

という感情をうまく言語にして

伝えるのはとてもだいじだよ、かいぬし