晴れ渡った海の向こうから
雪の乱舞引き連れて
せわしなく形を変えながら
雲が襲いかかってくる
内側からもくもくと
わきたつ歓び
ちいさな疑問符達は
全力で逃れようとしたが
たちまちのみこまれてしまった
荒っぽくあやされているように
高く高くふきあげられては
急降下でたたきつけられる
団体としては統率のとれた動きのようで
実のところ
雪の一片一片は
思い思いの速度と軌道で舞っているんだよ
とても自由に舞っているんだよ
きたね雪雲 ぼくの頭上まで
ぼくもぼくの思うまま
今日という冬の一部となって
自由に雄々しく舞ってみよう
翼はなくともだいじょぶ
ピリカ、ダンスの決め手は脚力だよ
うれしいきもち
たのしいきもち
そんな感じでぴょんぴょんするんだよ