先代ちゃんと俊カフェへ

落ち葉かさかさの道を歩いて

いつもの俊カフェへ

今日のスイーツは

紫芋アイスのあんみつ

店内の他のふたりのおきゃくさまは

初めて来られた方のようで

目をキラキラさせながら

本棚のたくさんの詩集や

壁の額装された詩をながめていた

 

古い木造の建物ならではの

床のきしみとか

年月に磨かれた木目のつややかさが

壁にはられた

若い日の俊太郎さんの写真と

とてもよく合う

(今は

 優しいおじいちゃんという雰囲気だけど

若い時の俊太郎さんは

ちょっと違った感じのかっこよさがある)

あたしたち今日は

本棚からそっとこれをとりだして

ページを静かに優しくひらいたの

わずかな風もたてないように

光が傾くよりもっとゆっくり

ページをめくったの

 

ほんの少しも

どこも揺らしたくない気分だったから

 

 

かいぬしおかえり

おやつタイムしながら

来年のカレンダーぼくにも見せて

ふむふむ

すてきなカレンダーだね

ぼくらの記念日にちゃんと

しるしをつけてね

           ぷぷぷ

 

 

    

     ピリカです

飛び移った、反動で揺れるブランコ

かかってこい

 

うおおおお!

ぼくはつねに

だいしょうりなんだ

 

            ぷぷ!