お茶と共にことばをのみこむ

まったくみごとな夕陽だよ

まったくこれは金色です

色自体に意思があり

その意思がつよく明日を望むならば

このような金色になるんだよ

ぼくはしってる

沈んでゆく最後の一瞬

欺くように

ほんの数ミリ

たいようがのびあがって

いたずらっぽく笑うこと

おやすみたいよう

明日またうたうよ

              ぷぷぷ

 

 

      ピリカです

かいぬしだめです

ぼくの回るおやつすくないです

でもぼくスレンダーで機敏に動ける隊長ですから

ひとつぶずつ大事にたべるの

            ぷぷぷ

 

 

魅惑のティータイム

数年ぶりの友人と

 

 

お祓いにいったほうがいいレベルで

身体中のあちこちをこわして

辛かったという彼女の話を

いっこいっこ大切に聞いた

女でいるって

こんなに方々ケアしなきゃいけない体をかかえて

生きてゆくってことだ

 

途中、

こんな具合悪い話しばかりになっちゃった

もっと楽しい話しようと思ったのに...

と彼女が言う

 

いろいろ不安だよね

誰もさ、未来を悪くしたいなんて思わないけど

どうにも悪い方向にしか進んでいけなくて

かといって時間は止められず

なすすべもなく 

自動操縦にゆだねて

連れて行かれた先の未来に

否応なく着地するしか無いんだよね

 

ままならないものなんですよね

自分の体に起きていることも

心におきていることも

いいんですよいいんですよ

いくらでも愚痴を吐いて

ってことを言いたい気がしたけど

言わなくても伝わってる気がしたから

黙っておいしおいしした

 

 

 

 

未来にわたしは多くを失うだろう

でも

いてほしい人々はこんなにいる