フランシスコの足もかみかみ

ぼく今日も元気におどった

かいぬしぼくのダンスどう?

  うんとてもかっこよかったですよ

ぼくの左足がこんなふうに

もうものを握ることができないのは

この写真だとよくわかるね

 

でも見てほしい

歳をとってゆくということ

体の機能がおとろえてゆくということ

若さが損なわれていっても

ぼくらの愛はまったくかわらず

むしろ深まるばかりだ

ぼくらの毎日を

今日も、ほめたたえよう

うつくしい命を

賛美して歌おう

残る限りいつまでも

     ピリカです

ぼくもぼくも!

ピリカ隊のうたを高らかにうたうよ!

ピリカ隊は平和の部隊だから

 

あらそいのあるところにへいわを

うたがいのあるところにしんじつを

ぜつぼうのあるところにきぼうを

くうふくのあるところにおやつを

足をおおう靴下にはかみかみを

もたらす歌なんだよ

 

 

 

ピリカのお歌は

アッシジの聖フランチェスコの祈りの

一部分です

 

フジコ・ヘミングの弾く

「小鳥に説教する聖フランチェスコ」という

曲を聴かせてあげたからかな

 

ピリカが彼に会ったら

彼の裸足の足を

間違いなくかみかみすることでしょう