ボレー粉の子守唄

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ボレー粉を右手からぱらぱらこぼし

左手で受け止める

それをまたこぼして

今度は右手で受け止める


あの美しい短歌のように

海を感じてみたくて


ぱらぱらと受け止め続けて

砂時計になったきもち

あのくびれた部分に

大きなかけらがつまったら

美しいものを美しいまま

とどめおけるのだろうか


最後のひとつぶは

くるりと返せば

最初のひとつぶとなって

どんどん連なる時の重みに

耐えねばならない


最初に凍った雪のかけらが

根雪の最下層で

その冬すべての重みを引き受けるように


ぱらぱらボレー粉

波の音を聞かせてくれないか

ぼくらは夜の重みを受け止めよう


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ピリカのくちばしはどんどんピンクになってくる


ぼくはお兄ちゃんの顔つきになってきたみたいなんだって


みなさんからいただいた「がんばれ」が

ぼくの頭を勇気で

ぽわぽわにふくらませてるみたい


ありがとうございます❣️