レモンぴっちゃん 定期演奏会

ぼくレモンぶんちょになりました

後頭部の雪ん子部分を覆っていた

黒い羽もぬけて

ますます雪ん子がくっきり

おちりの白い羽がくるりんと

カーブしていて

ぼく笑っちゃう

             ぷぷぷ

 

    ピリカです

ぼくだるいです

圧つよポーチめ

ぼく元気になったらぎったんぎったんに

してやるからまっててください

              ぷぷ

 

 

 

とうとう桜のつぼみがふくらみました

肌寒いけど

足取り軽くコンサートホールへ

 

今年度初の定期演奏会

こちら

アイヴズって  だれ?

でしたがとても四月のスタートにふさわしい

さあ行くぞ感に満ちた楽しい交響曲でした

 

 

後半プログラムのチャイコフスキーの前の休憩で

倒れてしまった方の救護にまわっていたため

ばたばたしてしまって

音楽に没入することができませんでした

 

普段繰り返しやっている

救助訓練がこんなところで思わず

発揮できたのはよかったけど

あのあと、だいじょうぶだったかなとか

もっとこうしたらよかったかなとか

いろいろ考えてしまって

 

3楽章の

弦楽器がみーんなでピチカートするところ

とても楽しみにしていたから

そこでようやく気持ちがチャイコフスキー

向いた

 

まあそんな日もあります

ちっちゃく誰かの役にたてたなら

それはそれでよいでしょう

帰り道

つぼみの中にいちばんのりで咲いてる花

強めの風の中

頼りなく結ばれた

うすももいろのリボンが

枝で揺れてるみたいだった

きみはしってる

長い冬が遠くへ撤退したこと

アオサギさんや鴨ちゃんたちもいた

こんにちは

きみ去年もここにいたよね

やあ 今年も会えたね

 

 

空から吹き下ろされる

安堵のためいきが漣をつくったよ

 

 

よい日曜だったね

 

 

 

おまけ

ぽそぽそのおちり