あんこ師匠のおうちへ行く

かいぬし今日はちいさなあんこ師匠のところへ

餅つき大会に行ったんだよ

(あんこ師匠は

ちいさなおともだちのおじいちゃんです)

 

つきたてのお餅って

柔らかくてあたたかくて

いい匂い

師匠とおかみさんと

大きなおともだちと

ちいさなおともだちと

みんなでげらげら笑いながら

あんこを包んだから

食べる時に耳をすますと

中から包まれた笑い声がでてくるよ

すてきないちご大福

売ってるものよりおいしい

 

小さなおともだち作

 

おともだちはだんだんどんどん

顔が粉で真っ白になっていって

ガンジス川のほとりで修行中の

サドゥーのようだった

笑うたび粉があっちこっち落ちて

床は白くなるし

鼻からは吸い込むし

大変なことになっていた

 

お持ち帰り用   ぷぷぷ

 

師匠の手作りジャム

ラベルのセンスがたまらない

適当で不明でどこにも売ってないジャム

 

ちゃんとお餅をついて

新年を迎える準備をするって

とても美しい文化だ

 

昔からのともだちというのはいいものです

私がが覚えてないことを彼女は覚えていて

彼女が覚えていないことを私は覚えてる

そうやって

記憶の共通倉庫に

今日の笑い声もちゃんとしまっておきます

 

いつか私たちが

素敵なおばあちゃんになったら

とっておきのお茶をいれながら

その共通倉庫からあれこれ取り出して

ともにゆっくり眺めましょう

 

 

かいぬし楽しそうです

小さなおともだちのお話は?

 

うん

小さなおともだちのまんがや

オカメちゃんの様子はまた明日かくよ