あんこ教室

今日はかいぬしは

あんこ教室にでかけました

ぼくらはおるすばんぶんちょを

がんばりました

 

樹木希林の「あん」に憧れて

以前、自分で小豆を煮てみたら

胃が痛くなる級の不味さだったため

ちいさなおともだちのおじいちゃんに

あん作りを習いにいきました

ふっくらあずきから

甘い匂いが湯気とともにたちのぼります

あんに失礼のないように

優しく優しくかき混ぜて

水分をとばします

まだちょっとあたたかいあんを

みんなで笑いながらぐるぐるまるめるの

それだけでもう楽しすぎ

つきたてのお餅を

取り分けてくれてるせんせい

ちいちゃなおともだちの作った

おっぱい型あんこもち

これはかいぬし作

  しろぶんちょさん

つきたてのおもちで上手にあんをつつみこむの

結構難しかった

でもみんなでそこらじゅう

粉だらけになりながら

ひとつの作業に夢中になるのって

なんて楽しい時間だろう

いちご大福!

これは我ながらたいへん上手にできた

 

そしてたいへん美味しかった

美味しすぎた

たくさん持たせていただきました

帰り道

幸せの重みが

手に食い込んで「いいかんじです」

お庭のチューリップも

空に向かって「いいかんじです」

 

わたしが一生懸命マルハナバチ

在来種と外来種の違いを語ったのを

きっと友人は忘れる

(私もバナナの保存方法すぐ忘れる)

 

でも今日みんなであんこ餅つくったこと

これ、おぼえておこうね

 

人生には忘れてしまいたいのに

忘れられないことや

覚えておきたいのに

記憶から滑り落ちていってしまうものがあるでしょ

無くしたことにも気づかずに

空になった部分があるなら

そこにわたし今日のあんこつめておいて

何度でも思い出して

ああ楽しかったって

反芻したいとおもう