続 先代ぴっちゃんとの旅

今日も賢治さん巡りをしたわよ

(岩手の人々にならって親しみ込めて

 賢治さんと呼んでみる)

童話村の青空

 

オツベルと象  とあたし

(ぐららあがあ ぐららあがあって

 あたしも歌ってみたの たのしたのし)

 

山猫軒

イーハトーブ定食

おいしくたべました

 

イーハトーブ

あたしはどこでしょう

ここだあれもいなくて

ホールには賢治さん作曲の音楽が流れていて

窓からみえる栗の木の葉っぱは

濡れてるみたいにきらきら風に光っていて

このケーキは美味しすぎた

素晴らしい空間と時間を

独り占めするってとてもぜいたく

 

楽しい旅だったわ

 

さあ

ぴっちゃんとピリカが待つおうちに

帰りましょう

 

降機すると空気が全然ちがった

こちらは昨日あたりから

ぐっと気温がさがったらしい

 

数時間前まであんなに

力いっぱい鳴く蝉や

みたことない巨大なとんぼや

北上山地をのぞむ長閑な暑さに

ひたっていたのに不思議

 

いつもの街の景色や日常にもどってくると

疲れていた足もちょっと早歩きになって

玄関あけたら

荷物ほうりなげて

ふたりのケージに突進

 

ピリカちゃんはちょっとすねているみたいだった

ぴっちゃんは

もうぜったいはなれないぞうって

まとわりついて離れなかった

 

明日いっぱいあそぼうね

おるすばんありがとう