たくさんみずあび

かいぬしがお皿を洗ったりすると

ばしゃばしゃ

水の音でうれしくなって

ぼくも水浴びする

夕陽はさんにんいっしょにあびる

          ぷぷぷ


ピリカです

彫りの深いあいつは

いつ水浴びしてるのかな

近寄ってカミカミしてやったけど

あいつからは香ばしい香りはしなかった

それからそれから

ぼくの自慢の歌、聴かせてやったよ

           ぽぴちゅん!


金色のふわふわ蜂

一生懸命ラベンダーの甘みを集めていた

巣に帰ったら

「きみとてもいい香りだなぁ」って

みんなが集まってくるかもしれない

それでふわふわ蜂は

明日はこのラベンダーの庭を

みんなに教えてあげなきゃならないって

考えてすこし

幸せな気持ちでねむるかもしれない



しあわせの形や尺度は

ひとによってそれぞれちがうもの

だれかの描くしあわせと

同じ形をしてないからといって

そのひとがしあわせじゃないなんてことは

いえないのです