ぴっちゃんとピリカちゃん
流氷が見たくなりました
今回は電車ではなく
オオワシさんにフランスパンブランコで
運んでもらいます
とおく知床の空は
どんな色かな
いってらっしゃーい
わけもなく涙がながれて
って書こうとして
いや、わけはあるんだよ明確にあるんだ
ただその訳を
だれにもいうわけにはいかないんだ
へんに首のうしろがいたくて
しぬのかしらっておもった
とてもいい知らせをきいて
やっぱりこんやしぬのかしらっておもった
あんなたまご色の月をみても
針葉樹からたれたままの氷みても
横すべりして崩れ落ちた心で
白くゆらりのぼってゆく吐息をみあげても
しぬのかなって
都度、ゆくえをおもうのに
とおくでいまだれかが
ほんとうにしんでいることや
あけたままや閉じたきりの瞳に
うつっていたであろうものを
現実としてうけとめられないことが
傲慢なことにおもえた
つかれてつかれて
たどりついたケーキ屋のおねえさんは
とても感じが悪かった
こんな日にケーキなんか買ってごめんなさい
どうか怒らずに
優しく箱につめてください
今日はどうしても
あまいものが必要なのです
かいぬし
これはぼくだね
お仕事中もいっしょだね
ぽぴぽぴ