夏ですからね
そこらじゅう ゆうれいでいっぱい
こんなぬるく妖しい夜はとくに
ひとんちをこっそり
カーテンのすきまから覗いたりなんかして
まことに失礼なので
叱ってやることにしてます
だっておれゆうれいだしとかなんとか
逆ギレするわけですよ
お前おれがこわくないのかとかすごんでみせて
たかだか数十年先に死んだくらいで
何をえらそうに
わたしたち法を遵守して
心正しく
理不尽をのみくだしながら
朝を迎えてなお胸の奥の
痛みをこらえ
今日を必死に生きてるわけなんですけども
ゆうれいだからって
無秩序 無遠慮に
けなげに生きる我々の日常を
脅かしてよい道理などどこにもなく
わたしはそんなのはゆるさん!って
お風呂あがりのすっぱだかのまま
なんだか少しやつあたりもあったのかな
必要以上にゆうれい叱り飛ばしてしまって
いま思えばもうちょっと
優しい言い方もあったかもしれない
あ、こいつめんどくさい系だわって思ったか
全裸説教にたえきれなくなったか
あるいは
勢いそがれてかなしくなっちゃったか
わかりませんけど
肩をおとして消えてゆきました
あとには生暖かい夜風だけを残して
(作り話です
霊感とかありません( ´ ▽ ` )
お友達がくれたおもちゃ
ぼく怖いー
シードおちてる
おにいちゃん平気で食べてるけど
ぼく腰がひけてる
さすがでぶんちょだねっ
ん?
ピリカなんか言った?
なんも言ってないよ
くすくす