衝動性のある男の子の話

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※実在してる子供達や大人たちをモデルに

 書いていますが名前は音の響きなんかから

 適当につけたものです


 (今日は衝動性という特性をもつ男の子の気持ちを書きました)



「まじめにやればできるー

 まじめにやればできるー」

あんまりいろんな人に言われ続けてるから

ぼく呪文にしてるんだよ

でも実は

「まじめ」というものが何かわからないし

「きちんと」もどういうものかわからない

せんせいが目の前で言ってる言葉より

遠くで何かが落ちる音のほうが大きいし

遠くで光っている何かがまぶしすぎて

ぼくの足は走り出してしまう

みんなと同じも難しい

「みんな」って名前の人を探してるんだよ

でもまだ見つかっていない


おとなの言葉は聞こえているけれど

言語は意味を持つ前の音でできた記号のように ただ

空中を幾何学的に飛び交ってるだけなので

ぼくには人の顔のほくろや

動き回るまゆげなんかが

気になって仕方ない


ぼくの胸の中に住むちいちゃなぼくは

今日も走り回ってるよ

ぼくのするすべてを「ダメ」と言わないで

ぼくの足はいつもむずむずして

ぼくの心もむずむずして

世界が覆い隠す全てのものを

聞き漏らすわけにはいかないんだよ

ぼくのする全ては

衝動に支配されてるようでもね

ぼくはぼくのうちゅうのなかで

自らはげしく回転して

ぼくの喜びをまきとっているんだよ



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今日のわくわくおやつタイム

ぼくの方が少ないのはなんだかわかってきた

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あとぼくが寝たあとにこっそり

ピリカだけもらってるらしいことも

なんとなくなんとなく気配でわかる

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くぅぅ