お友達が作ってくれた
ぶんちょのイメージで配色したんだって
ぶんちょくさいふりかけを
雪にまいてみたら
融雪剤のように
春を待ち望む気持ちや
羽ばたきたくてむずかゆい背中が
今日の雪をずいぶんとかした
初めて春を迎える気持ちがどんなものか
ぼくはとうに忘れちゃっていたから
ピリカと一緒に
もう一度新しく味わうつもりだ
目を覚ますものたちの
最初の大きなあくび
白樺の中に満ち満ちてる水の音
土の中で待機するものたちの足踏み
流氷鳴りのみしみしきしきしさようなら
全部聞きもらすことなく
心地よく春に道を譲ろうとしている冬を
惜しみつつ
日がながくなりました
ピリカもにょきっとのびました
ぼくは胸きんがわれました
ぷぷぷ