またもやとうきび

これはぼくのぶわわ

 

こっちはピリカのぶわわ

 

ぼくのほうがぶわわ具合がすごいことがわかる

 

かいぬしにくちばしつまみしてもらってるところ

ぼくは

甘え具合もすごいんだ

             ぷぷぷ

 

     ピリカです

ぼくは甘えたりなんかしません

そんな暇はありません

ぼくはぼくはいつだって

至近距離でかいぬしを見張っているのですから!

 

隊長だからね

いつだって見張っているんだ

きゃっきゃ

 

(去ってゆくまるいおちり)

 

 

昨日とうきびいれすぎごはんを食べたのに

今日はとうきびラーメン「弟子屈さん」

明日はコーンスープとかにしようかな

 

ところで「とうきび」って方言なのですね

「とうもろこし」だとなんだか

甘みが足りないような印象なのです

あの皮をむいて実をだすとき

「こんにちは、とうもろこしです」と

クリーム色のつぶたちが

つやつやと正しく並んでいる感じ

とうきび」だと

皮をむしりとってる間からもう

「ひげもしっかりむしりとってくれよな」

と歯を剥き出して笑ってる感じです

「おれたち甘いぜえ」ってげらげら笑ってる

あ、

騒々しいカモメ団みたいな感じ

 

「豚汁」も“とんじる”だと

よその地域のみたことないお料理に感じる

“ぶたじる”だと

ものすごく熱々で

具材はてきとうごろごろ無骨にきられていて

お椀のふちの摩耗した感じや

結露した窓のむこうの吹雪や

怒ってるみたいな波の音や

「たくさん食べなさい」って

おばあちゃんの笑顔と

ふっとい指がセットで

思い出される

 

そういえば

おばあちゃんのぶたじる

とうきびはいっていたね