底にある怒り

ぼくはりきってみずあび

 

じぶんのたてる水飛沫に

どんどんテンションあがっちゃうよね

ぴっちゃんそろそろいいんじゃない?って

かいぬしが心配するまで

ばっしゃんばっしゃんしてた

 

あとはかわかして

おちりもこんなにふわふわにしあがったよ

           ぷぷぷ

 

 

     ピリカです

とうみょうめ!

 

ぼくのおむねのゆきんこは

今日もうつくしく輝いていますから

きにいっています

 

ぼくのたくましきふとももに

クール素材ももひきも

たいへんにあっていますから

おにいちゃんにみせつけてみたよ

            ぷぷぷ

 

ルドヴィゴ・エウナウディーの

ピアノ曲を聴いています

映画「最強のふたり」や

ノマド ランド」の曲です

美しく感傷的で映像的な曲なのだけど

それだけではなくて

曲が水の層だとすると

上層部は美しさがの旋律が波紋となって

どこまでもひろがってゆくのだけど

底の方で動かざる水は

静かに怒りをたたえて

自らの重みで

“水”であることを

全うしようとしているかんじ

 

どの曲をきいてもなんだかすこし

そうなのだ

底の方に怒りをたたえている気配があるのだ

 

 

 

昨夜

そんなんわけで入眠のお供にかれの曲を

聴きながら寝たら

ものすごく怒っている夢を見た

現実世界ではぜったい人に対して

言わないような酷い言葉で

人を罵倒し

立ち上がれないほど言葉でうちのめし

ながくその人が傷つきつづけるほどの

大打撃を与えた夢だ

 

わたしが深い水でできているとして

モーセのようにわたしをふたつに割ってみたなら

その底にはやはり

怒りがよこたわっているのだろうか

 

 

 

でも仕方ない

だいじなぶんちょうを傷つけられる夢だったから

あんなに怒っても

しかたない

     と思う

                ぷぷぷ