ぼくは選ぶ

夕陽がしずんだ1秒後に

また夕陽がしずんだ

なくしたものをふたたび

なくしなおすみたいにね

 

ぼくらはうまれ 

  またうまれなおす

そしてなんどでもうまれ 

   くりかえしうまれつづけて

やむことがない

これは脈動だ

これは波紋だ

ぼくの胸のおくに

 とぷんと夕陽のたま

しずみ、しずみなおす何度でも

 

そして選ぶ、選びつづけるのだ何度でも

さまざまに飾り立てられ

さしだされた生のなかから

えらびなおすことができるといわれても

やはり

この短き一生を何度でも

 

      ぷぷ