はじめてことりがうちに来たとき
ちいさな命が
生きていることが
愛おしすぎて
とりかごをおやすみカバーごと
そっと抱きしめて
泣いた
それからはなんでも
ちいさく生きる命すべてが
いとおしくてせつなくて
すべてのものを
自分のことりと同じ名前で呼んでみたら
なにもかもやたら
尊いものに思えた
だからすべての神さまは
いっかいしんでくれないか
そしてあたかも
生まれて初めてみるもののように
ぼくらをみてみてほしいんだ
かつてこんな星を
見たことはないと
驚きと慈しみにあふれて
そっと地球を抱きしめて
咽び泣いてほしいんだ
ピリカ隊長、
今日の隊員の様子はどうかな
おっ
彫りの深いやつ、
はらぺこみどりむしのとこに
降りてきたよ!
ぼくだんだん、威厳をとりもどしてきたんだ
ぷぷぷ