おやつ観覧車

頭ぽわぽわのぼく

かいぬしに呼ばれると

ぴょこぴょこ跳ねていきます

左足がちょっと悪くなったから

両足同時ののホッピングではなく

微妙にスキップみたいになる

ぼくはちょっと歳をとって

それもまたたのしたのし

かいぬしのおてて

いつだって

うれしうれし

 

    ピリカです

おっ

ぼくのおやつマシーン

ちゃんと補充されてるな

ぼくとても上手にたべる

これはぼくの得意技のひとつだよ

             ぷぷ

 

まさか....という感じで笑ってしまうのですが

 

日々スプーンに入る努力を続けるぴっちゃん、

観覧車に乗ろうとしていました

 

当然クルクル回るので

うまく乗るどころではなく

ずっこけて

私のところに飛んできて

軽ーく指を噛みました

八つ当たりとかいらいらではなく

「見られててはずかしかったよぼく」

と、恥ずかしさを誤魔化すような甘噛み

 

 

以前どなたかが

“できるかいぬしだと思われたいから

 お湯で手を温めてから文鳥を握る”と

書かれていて

愛を感じました

 

これから手が冷える季節

私もいつでもほかほかの手でぴっちゃんを

包み込みたい

それからピリカちゃんのために

ふかふかのくつ下をはかなくちゃ

 

んっ

くつしため

いつでもかかってこいー