鳩ぽっぽ

ピリカと一緒のおやつタイム

西日でぼくらの影、ながーいね

ピリカとてもだるそうだけど

おやつは元気にたべてる

ぼくも風切り羽ぬけてきたから

一緒にがんばろうね

 

     ピリカです

だめです

ぼくを下から撮らないでください

そうそうこのように

せいかんなかおつきをしてるぼくがぼくらしい

 

(アイリングが薄くなっていて

 だるそうだけど

 この目力は健在)

 

遅咲きの八重桜

もったりと濃いピンクがきれい

最近このひとたちによく会う

いつも4羽で地面の何かをつついてる

喉の奥で

なんかつぶやきながら

 

鳩って大きくさえずるってしないのだろうか

声高らかに

梢のどこかからか

朝靄を追い払うように

己の歌を響き渡らせるって

しないのだろうか

 

喉の奥で

人に聞かれないように

(きこえてるけど)

何をこのひとたちはぶつぶつ言ってるのだろう

 

鳩ぽっぽという歌があるけど

このひとたちは「ぽっぽ」とは鳴かず

何か喉の奥で

んふーんふー

といいながら首をふりふり歩いていて

やっぱり鳩も春が嬉しいのかな