本を5冊読む
絵は2つ3つ
作ったことない料理を
しまいこんだお皿に
スコーンは何回焼いてもいい
古い映画の中に変わらない美しさ
主人公たちは何度でも死んで
何度でも幸せになる
昔泣いたオペラ
同じ場所でまた泣けるだろうか
乾杯の歌に混ざり込んで
お酒がすすめば寝落ちしそうだけどそれもよし
木を削れば
意図したものと別の形が現れる
木は本来なりたかった姿をあらわにする
心を削れば
装飾をとりはらって丸裸の心に
本来の望みが浮き出てくるように
去年も確かこの時期
未知な未来に怯えながら家にこもってました
歌をうたいました
記憶の中の海で泳ぎました
目を閉じて太陽に焼かれました
焼き尽くしてくれとねだりました
今年も歌います
ぶんちょが2人います
歌声が2倍です
よりかかれる歌があります
一音一音に羽が生えて
蹴り出して飛び立ったあとに
ちゃんと希望は残ってます
dickinsonの詩集から押花がでてきた
何の花かも
もとの花の色も
いついれたのかも不明
押し花ってミイラみたいで好きじゃなかったけど
覚えのない過去の自分の感傷が
ティッシュにくるまってぺたんこになってた
ぼくらの歌声もとっておこうね
たくさんのぷぷぷも
ぎゅわわも とっておこうね
ぼくのカミカミもー!