この道を作った誰かを思って歩く
この建物を建てた誰かを思って見上げる
この花を植えた誰かに感謝して歩く
この詩を書いた誰かの心を読む
全て誰かの痕跡だ
そこここに誰かの生きた証がある
そう思ったら
全ての花の名を知りたくなった
全ての星の名を知りたくなった
全て勝手に誰かが名付けたものだけど
全ての人と手を繋ぎたくなった
全ての人の笑顔がみたくなった
差し伸べられた手をふり払ってしまったのに
数千回訪れた朝を
喜び直したい
それに勝る喜びを
明日の朝以降も受け取り続けたい
あと何回の朝がくるのか
終わりから数えることは不可能で
だからこそ今日が眩い
ハリネズミみたいなおにいちゃんと
豆苗ファイトしました
ぼく勝てなかった ぷぎゅる