若やいだ緑の上の桜ちらして
うさぎがぴょこぴょこやってきた
グレーのうさぎ
大きなうさぎ
耳の間を撫でてやったら
うっとりと目をとじて
犬のように転がって眠ってしまったから
桜は急に落下速度を緩めて
空中に漂ってる
うさぎとわたしは
ガラスのドームに閉じ込められた
置物のように
しばし現実から隔離されて
ひととき春の陽を分かち合った
大きなしゃぼん玉が虹色に
世界を逆さまに映しながら
幼い呼気と歓びを
封じ込めて 空へ
こうして見るとツクツクがたくさん
毎年ぴっちゃんの換羽は激しくて
老鳥さんになったとき大変なのでは..
と心配になります
ここまできたら換羽も終盤かな
がんばれぴっちゃん
ぼくもあんなになっちゃうのか...
どきどきするなぁ