ピリカ隊長の居眠り

ピリカの元気がありません

いつもぼくにちょっかいかけて

逃げたり

ボクの歌に輪唱してくるのに

とても静か

隊員達のところでうつらうつらしてる

 

    ピリカです

ぼく換羽ですから

だめですかいぬし

眠い顔撮らないでください

 

ぼくはいつだってかっこよくいないと

いけないんですから

            ぷ!

 

ここから1ヶ月くらいは

ふたりともがんばる期間です

 

ピリカは大好きなくつしたを見せても

カミカミに来てくれなくて

かいぬしはさみしい

そのぶんぴっちゃんがそっと

よりそっていてくれました

 

小さな小さな重み

実際ぶんちょは27グラム程度で

「重」どころか「軽」なのだけれど

それでもそれはやはり「重み」なのだ

数字として表される重みではなく

いのちの重み

私たちはみんな知ってる

その儚いほどの20数グラムの

優しい重みを

 

 

 

換羽スピードアップ

今日はぴちピリの写真をとることができなかったので

昨日の写真

 

スプーンを取られそうな予感で

警戒しているぴっちゃん

 

だいじょうぶぴっちゃん

ピリカはね、

スプーンにはまったく興味ないですから

 

うん ない

ぼく嚙みごたえのあるものしか

興味ないのです

            ぷぷぷ

 

 

 

ピリカの羽の抜ける勢いがすごいです

はらはらと桜の花びらのように

ぬけおちてゆく

今朝はケージの下が羽だらけでびっくり

さすがの元気いっぱいのピリカも

だるいらしく

今日はホヨヨでねてばかりでした

 

ぴっちゃんも抜けた風切り羽を

プレゼントしてくれました

今日はぴっちゃんの方が元気

 

ふたりとも今年もがんばって

のりきろうね

祝福されし生命体

夕陽の金色が

ぼくのほっぺを刺し貫いた

 

くちばしの先ですがちょいと

夕陽をつまんでやろうかな

             ぷぷぷ

虫の標本のように

ぼくらの心はこの日のこの場所に

ピンで刺しとめられるだろうか

いいやぼくらの心は

あの太陽を追い抜いて

もう明日をのぞきこむことができるね

その先の明日も

そのまた先の明日も

ぼくらが一緒にいられますように

 

夕陽はいつも赤く美しく

ぼくらいっしょに眺めることができますように

              ぷぷぷ

 

 

    ピリカです

かいぬし

シードの袋のふたが甘かったですけれども

それはぼくとしては

よろこばしいことなんですよね

 

(ピリカちゃん

 こんなかわいい顔もできる( ´ ▽ ` ))

ちょっとずつ袋の隙間から

盗み出すの

スリルに満ちたなぞのミッションみたいで

たのしたのし

             ぷぷぷ

 

 

 

日が沈んだ後の

細ったおつきさまと

いちばん星

 

 

反田恭平さんの「愛の夢」をかけながら

夕陽当番していた

 

ぴっちゃんは私の聴く音楽が好きだと思う

じっと耳を傾けて

夕陽の向こう側を静かにみてる

 

たぶん夕陽をみているのではなくて

夕陽のさらに向こう

人間には見えてないさらに向こうを

ぴっちゃんは見てるのかもしれない

ぴっちゃん何がみえるのかな

 

かなへびさんが

「ぶんちょは祝福されし生命体」と

おっしゃっていた

本当にそう思います

 

ああでも

もしも私たち人間が

すべての人間が

互いを祝福されたいのちだと

認め合うことができたのなら

その地平には戦争のない世界が広がって

いるのだろうか

沈んでゆく太陽のその先に

そんな世界を夢見てみたい

そんな愛の夢を見ていたい

 

夕陽当番

夕陽当番

ノクターンの調べ

美しい時がゆきます

大切な思い出は

指の隙間からこぼれるだろうか

流れてゆく時間の遠く向かうところ

ぼくらも少し遅れて

そこへ辿り着くと思うから

今はとりあえず踊っておくの

 

ぼく たいそう

すてきに踊った

            ぷぷぷ

 

     ピリカです

山の向こうに火をつけたのだれですか

かいぬし 遠くがもえてます

 

かいぬしみてください

深い青が、火を消した

 

でもぼくの赤いくちばしは

ますます燃えてます

このように!

             ぷぷぷ

 

 

 

 

 

最近の季節とか気温とかが

関係あるのだろうか

夕陽の赤さそのものよりも

暮れたそのあとにやってくる

この「青の時間」がすばらしい

 

「世界はなんて美しいんだ」と

感動に心を打たれる経験が

人が苦しみを耐え抜く原動力になると

フランクルは言っていたけど

そうなんだろうか

 

わたしたちはときどき

かみさまと奪い合いをする

いつだってかみさまは

ゆずってくれることがない

案外けちなのだ

でもどこかでふと

人間が不憫になるものだから

特別に美しい瞬間を

用意しておくのだろう

 

お迎え検診はだいじ

拡大したらぼけてしまったけど

ここの羽がだいすき

たぶんみんな大好きだと思う

どこの部分なんだろう

雨覆いのとこだろうか

 

かいぬしおかえり

ぼくの抜けた羽はぜんぶあげるよ

           ぷぷぷ

 

 

    ピリカです

かいぬしケージぴかぴかにしてくれましたから

ぼくいい気分です

ぼくもぼくの羽 

全部かいぬしにあげますけれども

かいぬしもそのシード

全部ぼくにくれるべきではないですか

             ぷぷ

 

 

 

ぶんちょのケージ洗いはちっとも苦ではありません

ピリカがお迎え検診で

コクシジウムが見つかった時

毎朝ケージや備品を熱湯消毒していたので

毎朝のあの手間にくらべたら1週間に2回

全洗いするくらいなんともありません

 

(あたらしい文鳥をお迎えした方は

 必ずそのう検査や糞便検査までみてくれる

 病院でお迎え検診をしてくださいね)

 

知らずに糞から先住の子に移してしまうなどの悲劇をうまないためにです

 

 

 

ピリカはすっかりコクシジウムを克服し

クリッピングの羽もあと2枚を残して

きちんとはえそろい

とてもがんばったのです

 

かっこいいね

ピリカ隊長!

春ですよ

ホイップクリームみたいな

ぼくの後ろ姿

 

夕陽当番をしながら踊るよ

 

ぼくの踊りを見て

夕陽、くすっと笑った

             ぷぷぷ

 

 

    ピリカです

ぼくは夜の入り口当番

 

ぽつりぽつり灯る街のあかり

 

ぽつりぽつり現れる星のかがやき

 

一列にならぶがいい

順番にカミカミしてやるから

              ぷぷぶ

 

 

本州の桜の美しさにわくわくして

近所の桜の枝をしらべてみた

まだ全然、ただの枝だ

頑なに防御に徹している

どこもなにもほころんでいない枝だ

でもかすかにかすかに

雪どけ水をごくりとのみこむ

桜の目覚めが

土の中の根元のあたりから

きこえてきた

 

幹に近寄ったらてんとう虫を見つけた

厳しい冬を頑張って超えたてんとうむし

 

今年初の虫は🐝蜂じゃなくて

てんとう虫だった

 

長い冬を超えた虫たち

動物たち

でておいで

春ですよ

換羽のきざし

夕暮れ時のぶわわな頭

 

ぼくのふわふわ頭

上から見るとこうだよ

おにぎりが食べたくなるね

           ぷぷぷ

 

 

    ピリカです

うおお かいぬし

豆苗がありません

はやく買ってきてください!

            ぷ!

 

 

 

 

建物の影や公園の隅には

まだほんのすこし雪が残ってるけど

随分と春らしくなった

風の色がもう、ちがう

ぴっちゃんの風切り羽もぽろぽろ

抜け始めました

今年の換羽もはげしいものになるのかな

ぴっちゃんの年齢のことを考えると

心配ですが

元気にのりこえられるようにサポートしたいと

思っています

 

ペレットを充分に食べることのできてる

ぴっちゃんは

換羽だからといってネクトンなどをあげると

栄養過多になってしまうので

要らないとクリニックの先生にいわれたので

使っていません

 

食の細いピリカちゃんはどうなんだろう

次回の検診のときに確認したいと思います