おはよううえっすおじさん

朝のおはようのすきすきダンスを

踊っているところ

朝は毎朝

再会のよろこびに満ちている

おはようおはよう

今日も会えたね

毎朝ぼくらはすこし生まれ変わる

昨日のぼくらとはすこしちがってる

どの日も新しく

おはようと言いあえるしあわせ

 

 

    ピリカです

ぼくは隊長として見回りを終え

たいへんまんぞく

ぼくちょっと眠くてふこふこしてる

             ぷぷぷ

 

 

水森亜土さんのイラストを真似してみました

とてもかわいい

 

 

 

「うえっすおじさん」と名付けた男性がいる

朝エレベーターで乗り合わせると

「うえっす」と挨拶してくる

どうしてちゃんと

「おはようございます」とたった9文字

音にできないのだろうといつも思ってた

その人の友達でもないのに

「うえっす」ってなんだろう...

 

という話をすると

女友達はほぼ全員

「とても嫌・不快」という

男友達はほぼ全員

「それくらいいいじゃない」と笑う

 

不快とどうでもいいの間を行ったり来たりしながら

うえっすおじさんはエレベーターに乗る時間が

きっかり8時半と決まっているので

なんとなく避けたりして

長い年月を過ごしてきたのですが

 

今朝迂闊にも遭遇してしまった

くるぞくるぞ

あの忌々しい「うえっす」が!

と期待していたら

 

きちんと正しく

「おはようございます」と挨拶してきた

きっと誰かに注意されたんだろうな

と少しかわいく見えた

うえっすおじさんはうえっすおじさんでは

なくなってしまった

 

 

小学校の卒業式で校長先生が言った

「みなさんにしあわせになる呪文をおしえます

“テムヤ、テクククタ”

挨拶はいつでもどこでも君を助けてくれます」と。

 

先生の呪文のおかげで

その後の人生、

「挨拶」という漢字だけは忘れたことがない

そして実際、さまざまな局面で

人とのつながりや交渉、評価というものが

挨拶のおかげで絶対的に有利にはたらいた

挨拶なんてあまりにも簡単にできることだからこそ

その簡単なものを軽んじる人は

もったいないことをしてると思う

 

 

ちなみに朝の“おはよう”は

ものすごく大事(特にこどもの脳)

情緒をつかさどる脳の部分に

自らすすんで挨拶することで

ぱちりとスイッチがはいり

良い刺激になるんだとかなんとか

 

そんなわけで

こどもたちには

ご挨拶のれんしゅうを大切にしています

  

ぼくはいつだって

元気いっぱいかいぬしに

「おはよう」を言っているよ

             ぷぷぷ

 

 

 

 

 

羽が抜け始める

これはなんでしょう

 

そう羽です

ぴっちゃんがプレゼントしてくれました

 

ぼく抜けてきたんだ

換羽の兆しだね

抜けたやつは全部かいぬしにあげるよ

            ぷぷぷ

 

  ピリカです

べーん べーん

ぼく演奏ちゅう

 

だめですかいぬし

おちりとか見なくていいので

ちゃんと聴いててください

             ぷっ

 

 

 

最近キクイモ茶がお気に入りです

渋みがなくふんわりあまい香り

甘いお菓子にあわせるにはすこし

コクが足りない気もするけど

薄味の食事に合わせやすいかんじ

しかも糖分の吸収をふせぐとかなんとか

ありがたい感じのことが書いてあった

 

出涸らしの更に風味が抜けたところに

桜の塩漬けを浮かべてみました

長風呂のあとなんかにもおいしい

 

ぼくも長風呂

おいしい匂いがするよ

           ぷぷぷ

 

 

 

 

生と死って

フルグラをチェックしてるぼく

これはかいぬしのペレットだね

 

ぼく足が悪いけど

こんなにジャンプできる

             ぷぷぷ

 

     ピリカです

うおお

うおお

 

ぼく

足がながいんだ!

          ぷぷぷ

 

 

X(旧Twitter)を見ていると

不意打ちのように悲しいお別れに遭遇する

 

そのたび悲しくなってしまうのだけど

こんなにも互いを想いあって暮らした

鳥さんとかいぬしさんがいたのだと

いうことに心がふるえます

 

 

 

先代ちゃんが入院先で亡くなって

そのちいちゃな体を引き取りにいったとき

ごめんねって思いました

知らない場所で

私の声もきこえないところで

不安だったでしょう

実際泣きながらおうちに着いて

「ぴっちゃんおうちにかえりましたよ」と

小箱をあけたら

先代ぴっちゃんはちょっと怒って

「私もうどこにもいかないから!

 ここにいるからね」とはっきり言いました

 

お星になったり、虹のふもとで待ってていてくれるというイメージでいたのに

どうにもそのイメージにおさまってくれなかった

独特の意志をもつ女子ぶんちょだったのです

 

生と死をはっきりと分断する宗教観を

やすやすとのりこえて

生と死は同時進行しているというか

死んだものもまた

死んでいるという状態を

生きているとでもいうのか

また

肉体といういれものにおさまる必要のなくなった

その存在は

同時にいくつもの場所や時間に

すきなようにとけこむことができるようにも

思えるのです

 

わたしが空の青さや

燃えながら落ちる夕陽を

ぴちピリと眺めているそのときに

私の目を通して先代ちゃんも

同じものを見ているようにも感じるし

またあるときは

微細に金をちりばめた

自然界の光そのものの中に

先代ちゃんが存在しているようにも思える

変幻自在にそこらじゅうがもう

存在で埋め尽くされているようにも思える

 

だからいつかわたし自身も死を迎えるときに

わたしが愛したぶんちょ達は

虹のたもとでは待っていない気がする

人間と小鳥という線引きはそこにはなく

ただ同じ輝く流れの中に

いっしょに溶け込んで

わたしたちは気ままに

そこにもここにもあそこにも

在りたいように在るような気がする

 

いずれにせよ

それは死んでみないとわからない

 

いつかぴちピリを見送る日に

その最後のひと呼吸を

この部屋でみつめていられたらと思います

わたしが仕事などで留守にしていたとしても

慣れ親しんだこの部屋のこの景色と

香りや音の中で

安心して最後を迎えられたら、と思ってます

 

またもやとうきび

これはぼくのぶわわ

 

こっちはピリカのぶわわ

 

ぼくのほうがぶわわ具合がすごいことがわかる

 

かいぬしにくちばしつまみしてもらってるところ

ぼくは

甘え具合もすごいんだ

             ぷぷぷ

 

     ピリカです

ぼくは甘えたりなんかしません

そんな暇はありません

ぼくはぼくはいつだって

至近距離でかいぬしを見張っているのですから!

 

隊長だからね

いつだって見張っているんだ

きゃっきゃ

 

(去ってゆくまるいおちり)

 

 

昨日とうきびいれすぎごはんを食べたのに

今日はとうきびラーメン「弟子屈さん」

明日はコーンスープとかにしようかな

 

ところで「とうきび」って方言なのですね

「とうもろこし」だとなんだか

甘みが足りないような印象なのです

あの皮をむいて実をだすとき

「こんにちは、とうもろこしです」と

クリーム色のつぶたちが

つやつやと正しく並んでいる感じ

とうきび」だと

皮をむしりとってる間からもう

「ひげもしっかりむしりとってくれよな」

と歯を剥き出して笑ってる感じです

「おれたち甘いぜえ」ってげらげら笑ってる

あ、

騒々しいカモメ団みたいな感じ

 

「豚汁」も“とんじる”だと

よその地域のみたことないお料理に感じる

“ぶたじる”だと

ものすごく熱々で

具材はてきとうごろごろ無骨にきられていて

お椀のふちの摩耗した感じや

結露した窓のむこうの吹雪や

怒ってるみたいな波の音や

「たくさん食べなさい」って

おばあちゃんの笑顔と

ふっとい指がセットで

思い出される

 

そういえば

おばあちゃんのぶたじる

とうきびはいっていたね

 

 

とうきびたべすぎ

かいぬしがとうきび入りすぎごはんを

つくりました

 

ごはんよりとうきびが多いんだ

えっ

ぼくにもくれるの?

.....ぼく、いらない

 

     ピリカです

ぼくはおにいちゃんちの屋根に

いたずらちゅう

かみかみたのしたのし

かみかみ かみかみ

はっ!

だめですかいぬし

ぼくのおちり撮りましたね

           ぷぎゅわ

 

 

 

そんなことで苦しんじゃってさ

  なんて

だれも言ってはいけません

くるしみをはかるものさしは

ひとりひとりちがう

あなたのくるしみには

意味がないとか

価値がないとか

だれにも審判をくだすことはできない

その人のくるしみはその人のもの

そのくるしみをひきあてたその人の

せいいっぱいさを

同じくるしみを知らない誰かの尺度で

否定することはできないものです

 

 

バターサンドおいし

むねきん むきむき

ぼく強そうだ

ぼくの白目がちょっとみえるでしょ

ぼくもこの目で

世界をみているんだよ

            ぷぷぷ

 

    ピリカです

おっ おねえちゃんこんにちは

 

これは造花ですけれども

おねえちゃんといっしょに

桜のにおいをかいでみます

ぷぷぷ

ぼく春の匂いしってるからね

 

 

バターサンドといえば

六花亭のマルセイバターサンドなんだけど

 

これは友人からいただいた

フェルムラテールというお店のもの

 

ミルクのいちばんおいしくて

いちばん香り高い部分が

とじこめられていて

「一口たべたらわあーってなるよ」という

友人の言葉通り

「わあー」ってなりながら食べました

 

この世にはまだまだ私の知らないお菓子が

たくさんあるのだ

 

 

今日もピリカ隊長は

かいぬしにまとわりついていました

 

握らせてはくれないけれど

手のひらとほっぺの間にサンドイッチされて

ぎゅうぎゅう押されるのは

ちっともいやじゃないらしく

つぶされながら「ぷ」などど

嬉しげにつぶやいている

 

これはチャンスじゃないか...

と握ろうとすると

「ぽぴちゅん!」などど笑いながら

飛んでいきます

 

ピリカ隊長はとてもおもしろい子です

パンケーキ

カラスさんたち

ねぐらにかえってゆくね

ぼくの今日が去っていくのか

ぼくが今日から去っていくのか

いずれにしろさよならだ

明日は今日とはまた違ういちにちだから

今日のぼくと

明日のぼくは

わずかにちがうぼくなんだ

ぶわっとして

ぼく寝るよ

寝ているときも

かいぬしの気配をきいてるね

               ぷぷぷ

 

    ピリカです

ほんとだ

カラスさんたちおうちにかえっていきます

ぼくんちはここです

ほかほかあたたかくて

おにいちゃんがいて

かいぬしがいるところ

ぼくんち

             ぷぷぷ

 

 

 

 

友人の退院祝いでパンケーキ

 

さんざん迷って

最近足がつるのでバナナキャラメル

おいしいものを

おいしいねって存分に食べることのできる喜び

あたりまえじゃないんだよね

 

 

 

車で送ってもらう帰り道

鳩がひかれてしんでいた

気付かないふりをした

 

友人も明らかに気付いていたけど

何も言わないでいてくれた

私がとても鳥が好きなのを知っているから

何も言わないでいてくれた

 

楽しいおでかけだったけど

一瞬ちらりと見えた鳩の翼をおもいだす

鳩たちにも鳩たちのねぐらがあって

あれ、あいつ帰ってこないよなって

仲間が噂したりするのかな