誰かが花占いをした
すき きらい
花びらをむしり取りながら
あたしも自分を占った
みる みない
まぶたをむしり取りながら
暗闇で目をこらしたところで
閉じた時と同じ闇がみえるだけ
生温かくにじむ
液体の色もわからぬままで
腐る 蘇る
骸は占う
聖者の衣を剥ぎ取りながら
きみはだれかな
かいぬし
このこ、ことりの帽子かぶってるよ
そーっとつんつん
ぼくはぴっちゃんだよ
君の名前は何かな
もしもないなら
なんて呼ばれたい?
ぼくぶんちょだよ
よろしくね
えーっと弟のピリカは...
あれピリカ?
ぼくソレ怖くて近寄れないの
ぷぎゅわ
薔薇のために
風除けをたてるおうじさま