夜の蛾

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真っ暗な公園

ざわざわ気配だけで

深く生い茂った草と樹

か細いスポットライトのように

街灯が照らすのは

真っ白く大きな蛾

くるくると舞い上がっては

ぽたりと墜落し

真昼の熱の残る地面に這いつくばって

ぱたぱたと羽を開閉し

重たい体をまた奮い起こしては

翔びあがりおちてくる

見えない螺旋の階段を

裾をひるがえして駆け上っては

下りおちてくることを

一体いつまで続けるんだろう

まるで生きることに抗うかのように

それとも死ぬことに抗っているのか

ああわたしは生きるのねうれしいと

立ち上がった次の瞬間に

絶命したヴィオレッタのように

優美な白い蛾がずっと

夜の舞台で

生と死のはざまに舞っています

あの街灯をちょいと

ひねり消してやったら

彼女は深く安堵して

夜に自分をゆだねることができるのだろうか

くるくるととめられない

ゆるい回転の中で

己を分離することから

逃れられるのだろうか



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シード少ないよ かいぬし


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ぼくちょっとピリカのぶんも

たべちゃったかもしれない...


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前屈してごまかしてみるよ


               ぷぷぷ