リスおじさんの思い出 1

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野山で野生動物なんか愛でている

おじいさんてのは

高確率で鼻毛がでている

リスおじさんもそうだった

でもいいんだ

帯広てのはとんでもなく寒いところなんで

鼻毛ないと生きてけない


氷点下の気温では川の水のほうが暖かく

ゆらゆらけぶりたちのぼる

白鳥やカモが遊ぶ川沿いをゆけば

そこが帯広神社です


朝の金の光

枝からさらさらとこぼれ落ちて

優しい口笛が

森の中から聞こえて

毛糸の帽子がゆっくり揺れたら

それがリスおじさんです


巣から落ちた子リスを介抱してから

すっかりここのリス達の守り神になった

1匹1匹に毎朝のご挨拶 


リス達のほうでもおじさんをみつけると

嬉しげに走ってくる

冬のエゾリスは耳毛がぼうぼうで

おなかも真っ白ふこふこ

しっぽも3倍くらいふくれて

小さなトトロそのものだ

雪を蹴散らして走ってくる

時々手が冷たいものだから

胸の前でにぎり合わせてる姿は

いらっしゃいませと挨拶してるみたい


リス達の守護神

リスおじさんお元気かな

この季節になると思い出します


明日はおじさんの奥様

しずかばあちゃんのお話を書こう


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ピリカちゃんの色づいたアイリング

今日も筋トレがんばった偉い子


いつか君が飛べる日がきたら

車椅子から立ち上がるクララを見て

わあわあ喜んだ

ハイジとペーターのように

ぼくらも大喜びするだろう


がんばれピリカ

こないだまで10センチしかとびあがれなかったけど

15センチくらい高さが出てきました❣️