炎はなぜ無風の室内なのに揺れてしまうのか
もだえるようにゆらめいて
周囲をほのかに温めつつ
ゆらゆらと頭を振って
身をくねらせて
何を否定しているのか
拒絶しているのか
わたくしはなぜまっすぐ
天に昇れないのでしょう
ぐしゃりと崩れて消える今際に
もっとも大きく燃え盛った炎は
そのとき
自らをゆらめかせていたものは
業であったと知って笑った
今頃それを知ったところでと笑った
後頭部に桜ぶんちょらしい黒い羽が
出現し始めた
目力も褒められた
でもおなかからなんか出ちゃってるよ
炎はなぜ無風の室内なのに揺れてしまうのか
もだえるようにゆらめいて
周囲をほのかに温めつつ
ゆらゆらと頭を振って
身をくねらせて
何を否定しているのか
拒絶しているのか
わたくしはなぜまっすぐ
天に昇れないのでしょう
ぐしゃりと崩れて消える今際に
もっとも大きく燃え盛った炎は
そのとき
自らをゆらめかせていたものは
業であったと知って笑った
今頃それを知ったところでと笑った
後頭部に桜ぶんちょらしい黒い羽が
出現し始めた
目力も褒められた
でもおなかからなんか出ちゃってるよ