本のページで指切ったすうっとにじんできた血は緑色だった傷口を剥き晒してみれば芝を刈ったあとのような匂いそのうちぼくの肩口から宿り木が芽をふくのかもぼくのひじやひざはフシっぽくなって頭皮からは葉がおいしげるぼく木になるんだ長い年月を立ち尽く…
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