疑問詞と感嘆符

元気にとびでる日曜の朝

6時前からリサイタルしていた

かいぬしを歌でおこしてあげる

ぼくの崇高なおしごと

新鮮な豆苗をくちばしにたくさんつけるよ

このあとちゃんと

かいぬしでぬぐうの

           ぷぷぷ

 

   ピリカです

かいぬしだめです

またぼくのお顔撮れてません

かいぬしへたです

ぼくはいっかいいっかい

頭をぶんぶんふりながら食べるので

おにいちゃんみたいにくちばしは

豆苗まみれになりません

うおお

このように!

でもぼくが食べた後は

あちこち豆苗が飛び散ってすごいんだよ

 

(豆苗投げ飛ばし選手権とかあったら

ピリカは上位入賞ねらえると思います)

 

交響楽団の年間会員になってみたので

今年はたくさんクラシックに

浸かってみようと思ってる

定期演奏会の演目には知らない曲がたくさん

それらをぴっちゃんピリカちゃんと

一緒にきいてみるのもまたたのし

 

新しく何かを「知る」とか

また新たに「すき」を増やすのはたのしい

 

人生は概ねくるしみの連続だと

言った人がいた

そんなくるしみ大き人生への対抗手段として

「すき」をたくさん集めたい

 

自分の中に豊かに積み上げた「すき」は

だれにも奪うことはできない

奪わせてなるものかとも思う

 

人生には意味を求めてはいけないと

言った人がいた

円錐を底からのぞきこむように

突端に絞りを合わせてはならないということだ

「意味」という結論をもたずに

「意味」にたどりつく手前の疑問詞を

いくつもいくつもかかえて

右往左往していたい

そして

たくさんの感嘆符に心ざわめかせていたい