2020-07-12 リボンの夢 小さな女の子だった頃ママが髪におリボンつけてくれた大人の女になるとリボンは急に縁遠くなって 難易度も上がってしまうだから生き延びておばあさんになることができたらリボンのついた帽子をかぶると決めたそうだそれをかぶってゆっくり信号を渡りおひざをきちんとそろえて地下鉄に乗り図書館に行こう懐かしい亡霊たちと語り合いながら背表紙にこころときめかせたり想いを馳せたりしながら数冊選びとろうそして丁寧にかばんにしまったらお茶を飲んで帰ろう文鳥の待ってるおうちへ帰ろう