早起きして
だいすきな軽量スプーンにご挨拶してるぼく
このスプーンはちょっと
紅茶のはっぱの匂いがするね
ぷぷぷ
ピリカです
おっ
かいぬしおかえり
今日もすごい雪だったね
おちりは
だめです!
ぼくほかほか寝ていたんだからね
手の中で寝ているぴっちゃんがふと起きて
「ぼく、夢を見ていたの
かいぬしのおててで寝てる夢だったの
目が覚めたら
やっぱりぼくかいぬしのて手で寝てたね
ぷぷぷ」
って
笑うから
ぴっちゃんその夢
いくらでも見てていいですよって言う
言いながらわたしも
その夢をいつまでもいっしょにみたいなって
思う
しあわせにはなぜ
泣きたくなる要素があるのだろう