飼い主呼んだ？
かいぬしぼくをみてるでしょ
いつもみてるでしょ
ぼくだっていつもみてるんだよ
もうずっとずっと
毎日みているんだよ
ぷぷぷ
ピリカです
ぬ！
かいぬしだめです
ぼくのレモンおちり撮らないでください
ぼくはかっこいいホヨヨマンだぞう！
ぷぷぷ
桜
春を生きることを喜びなさいと
桜がゆれていた
どの季節を生きたって
生きることそのものには
同じだけの脈拍が必要なのに
なぜ 春だけ
拍動と拍動のわずかなすきまに
遠くの海の音が混ざり込んでいるんだろう
春に流す血や涙は
いつもよりしょっぱいのだろうか
どうだろうか桜よ
たくさんの約束をきみは見てきただろう
そのいくつかは守られ
そのいくつかは破られ
そのいくつかは
約束であったことさえ忘れられて消える
また来年の春の桜を
共に見ようという約束を
きみの花びらのひとつに
あの子の名前を書いておく
青空がうけいれてくれるなら
遠くへ遠くへ
飛ばしてほしい
しっぽこんなにのびてきた
真ん中だけ白くておもしろいね
かゆさでぼく
ベロがとびでた
ぷぷぷ
ピリカです
ケージから出てきたけれど
だるだるなので
またすぐ戻って行ったよ
まろ眉みたいなものも出現して
かいぬし
おもしろがらないでください
ぼくけっこうがんばってますから
ぷ！
もちろん
とてもとても応援しています
蕁麻疹がほんのちょっと
できただけでいらいら痒くて大変なのに
からだ全身がかゆかゆなんて
どんなにかつらいことだろう
今の時期のふたりの食欲はたいへん旺盛で
すごい勢いでペレットがへっていきます
生きる力って
食べることから始まるんだってあらためて思う
ぼくの頭頂部みて
ぼっそぼそのおちりも見て
ぼくがんばっているんだ
ぷぷぷ
ピリカです
だめですかいぬし
ぼくのふわもこおぱんつ
このようにぽそぽそになってしまいました
後頭部の模様も独特になってきました
ぼくはやく
完全体になりたいなー
ぷぷぷ
キタコブシが咲いて
ついに桜も咲きました
せっかく咲いたのに
冷たく強い風が容赦なく吹きつけて
枝がぶんぶん揺れていた
桜の花の短さは
自分もあの人もこの人も
やがて死ぬ生き物であると言うことを
いつもわかってるつもりで
いつのまにかふとわすれていることを
こんなに優しい色で
おしえてくれる花だね
こんなことは初めてなんですが
なんとふたりいっしょにレモンになりました！
わくわくおやつタイム
おっ レモンがいるよ
おっ
レモンがきたよ
なんだいレモン
やあ レモン
ぷぷぷ
いっしょにシードたべよう
これはピリカちゃん
レモンになると寸足らずでほんとにかわいい💕
一年のごく限られた数日しかみられない姿なので
貴重な感じがします
いただいたおやつ皿も
ふたりともきにいって
喜んでつかっています( ´ ▽ ` )ﾉ
あたま...
だいぶはげはげになってきました
尻尾もこのとおり
ぼく大変な姿になっています
ぷぷぷ
ピリカです
みんなせいれーつ
ぼく換羽でたいへんだるだるですけど
みんなの見回りはちゃんとした
でもすぐねむくなっちゃって
だめです
ぷ
自然界において
ここまでぼろぼろに激しく換羽し
だるそうに動けない個体というのに
会ったことがない
もちろん、そう言う時は安全地帯でじっと
体力回復に備えているからこそ
人の目には触れないのだろうけど
ひょっとするとふたりとも
このおうちにはなんの危険も憂いもなく
安心して思い切り禿げていいんだ！
って
思ってくれているのかもしれない
安心してふたりとも換羽をのりこえてね
がんばれ ぴちピリ
ぼくレモンぶんちょになりました
後頭部の雪ん子部分を覆っていた
黒い羽もぬけて
ますます雪ん子がくっきり
おちりの白い羽がくるりんと
カーブしていて
ぼく笑っちゃう
ぷぷぷ
ピリカです
ぼくだるいです
圧つよポーチめ
ぼく元気になったらぎったんぎったんに
してやるからまっててください
ぷぷ
とうとう桜のつぼみがふくらみました
肌寒いけど
足取り軽くコンサートホールへ
今年度初の定期演奏会は
こちら
アイヴズって だれ？
でしたがとても四月のスタートにふさわしい
さあ行くぞ感に満ちた楽しい交響曲でした
後半プログラムのチャイコフスキーの前の休憩で
倒れてしまった方の救護にまわっていたため
ばたばたしてしまって
音楽に没入することができませんでした
普段繰り返しやっている
救助訓練がこんなところで思わず
発揮できたのはよかったけど
あのあと、だいじょうぶだったかなとか
もっとこうしたらよかったかなとか
いろいろ考えてしまって
3楽章の
弦楽器がみーんなでピチカートするところ
とても楽しみにしていたから
そこでようやく気持ちがチャイコフスキーに
向いた
まあそんな日もあります
ちっちゃく誰かの役にたてたなら
それはそれでよいでしょう
帰り道
つぼみの中にいちばんのりで咲いてる花
強めの風の中
頼りなく結ばれた
うすももいろのリボンが
枝で揺れてるみたいだった
きみはしってる
長い冬が遠くへ撤退したこと
こんにちは
きみ去年もここにいたよね
やあ 今年も会えたね
空から吹き下ろされる
安堵のためいきが漣をつくったよ
よい日曜だったね
おまけ
ぽそぽそのおちり
