卒業文集に将来の夢をかかねばならず
「ない」と書いたら
バッテンされてかえってきた
「おいおい考えます」と書いたら
今考えなさいとせかされた
「生きてればOK」と書いたら
ふざけるなと言われた
「じゃあ先生かいといてよ」と言ったら
なんだその態度はって叱られた
「何のために書くんです?」ときいたら
何でもいいから書いとけ言われて
「何でもいい」と書いたら
可能性は無限な気もした
なんでもいいならなんにでもなれそうだ
なんでもいいものたちをなんてことなく
うけいれてだきとめたかった
そんな気持ちを書けたらよかった
実際のところ世界は狭量で
望む態度や対応をかえしてくれない時がある
「やればできる」は定説だが
「やることができない」もまた真理だ
だけど心は無限で自由だ
1行になどおさまらず
あふれだして
饒舌な上に笑い上戸だ
マス目なんて飛び出して
いくつもの言葉で
ぼくは語りたい
生きてる今日を語りたい
そしてぼくはここに入りたい
ダメです
......ぷぎゅる