リス🐿

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螺旋階段のように

ぐるぐると

樹の幹を駆け下りて

エゾリスがきたよ

松の実の奪い合い

体の小さなシマリスは気が強い

頬袋の中の木の実を

カスタネットのようなかたかた鳴らして

荒ぶる小さなタイガーは

弾むようにかけてゆく


君たちは森の番人

今日も植林にはげむけど

埋めた場所を忘れてるよう

カケスがげらげら笑ってる

翻した羽の

コバルトブルーを見せつけて

でも君はどんぐりがくちばしにつかえて

慌ててたじゃないか


今こそぼくらもあずかろう

巡る季節の恩恵に


言わずに脇によけていた言葉たちも

熟成の頃合いだ