涼しい水曜日

夕陽をうけて

ぼくのくちばし金色にひかるよ

街にひろがる建物のいっこいっこも

みんな横顔が金色にひかってるよ

興がのりましたので

ぼく歌います

さようならたいよう

また明日

ぼくらを照らしてください

              ぷぷ

 

     ピリカです

くつ下団は今日はこなかった

ぼくはかいぬしの服のはじっこを

ずうーん!ずうーん!って

頭で掘り進んであそびました

 

(こういう目力強いピリカは

とてもピリカらしい

この表情がとても好きです)

夕陽め

おまえもぼくの頭で

ずうーん!ずうーん!って

押し出してやるぞう

明日の方向にね

              ぷぷぷ

 

 

木槿の花

 

ずっとハイビスカスだと思ってたのだけど

これは木槿ムクゲ)という花でした

 

まあハイビスカス科なので

まるっきりのまちがいではなさそう

 

花の近くで

写真を撮ろうとカバンの中を

スマホをさがしてがさがさしてた

あらら

忘れてきちゃったかなみつからないなと

さんざんがさがやって

ふとめをあげると

エゾリスがすぐ足元まで来ていて

「何かくださるんでしょうか?」と

期待に満ちたきらきらおめめで私をみあげてた

ごめんなさい

あげられるものは何もないのです

この先にどんぐりの木がありますから

そちらをあたってくださいね

とお別れした

 

ぴっちゃん6歳 ピリカ3歳

ぼくらもこの秋

無事にお誕生日を迎えました

梨しゃくしゃくおいしおいし

お星にんじんも登場

きゃっきゃ

ピーマン苦いぞう

ぎったんぎったんにしてやる

おぅ

豆腐におにいちゃんのくちばしの跡がついてる

ぼくもカミカミ

お星にんじんもやっつけてやった

              ぷぷぷ

 

ぴっちゃん

   6歳になりました

 

ピリカちゃん

   3歳になりました

 

 

 

ぼくらの誕生会を

お外では激しい雷雨が

一緒に祝ってくれた

ピーク時は10分間に1075回の

落雷が観測されたそうです

こんなに激しい雷雨は

滅多にないこと

うわああ

 

最初は怯えてホヨヨに退避していたピリカちゃんも

ぴっちゃんが平気で歌っているので

慣れてきたようです

そのうち3人で

どっかんどっかん鳴ってる雷と

青白く明滅する稲光をたのしみながら

お祝いを続けました

どんなにすごい雷も

おやつがあればへいき

さんにんいっしょでたのしたのし

 

これからもいっしょに

たのしい日々をつづっていこうね

記念にしゃくれたよ

           ぷぷぷ

 

ちょっと仕事をかたる

自然の描写がとにかく美しい本だったね

ぼく

主人公カイアがカモメに囲まれるシーン

とても好きだよ

本の下に隠れるのもたのしたのし

               ぷぷぷ

 

   ピリカです

ぼくも豆苗のかげにかくれます

だめです

みつけないでください

ぼくはかっこいいので

どこに隠れてもすぐみつかっちゃうね

          ぷぷぷ

 

今期ようやっと

支援を必要とする子たちの

クラスが再開

とりあえずつかみはOKといったところ

それぞれ、個性豊かなメンバーが集まった

来年春まで

誰も脱落することなく

私もめげることなく

やり遂げることができますように

 

この仕事を始める時

いろんな批判を言われたりするのかなって

想像してた

むしろ客観的に見ている立場の人から

ここはもっとこうしたらいいんじゃないの?的な

厳しい意見でもなんでも

欲しいと思っていた

実際やってみて、案外何も言われない

もちろん労いの言葉とかはあるけど

「何も言われない」の背景にあるのは

よくわかんないから関わり合いにならんどこう

という消極的なものも含まれてると思う

 

「ザリガニの鳴くところ」にもある。

弱いものや、普通の基準からはずれた個体は

群全体から攻撃や排除をされることがある

そういった個体が混じっているのことで

捕食者の目をひきやすく

群れ全体を危険にさらすからだそうだ

 

 

今の時代はいじめとか差別といったものに

とてもとても配慮する時代になってきているし

意識もかわってきてはいるけれど

やはりまだこどもの世界は

シビアで残酷な面もある

何となく疎んじられたり

何となくはじきだされてしまうかれらに

ちょっとでも良い時間を提供できたらいいな

と思う

 

あまり難しいこととか考えてないし

高みを目指してる訳ではない

 

ただみんなの笑い声たくさんききたい

げらげら笑ってるみんなのお顔

おかあさまたちに届けたい

 

それだけです

 

支援を必要とするおこさんたちだけでなく

老若男女

だれであっても

その方の笑顔をみることが

私のモチベーションなんだと思う

コンサートでならずもの

かいぬし今日は定期演奏会だね

いってらっしゃい

楽しんでおいで

秋晴れの美しい公園を通り抜けて

コンサートホールへ

本日の演奏会

隣の席の方のマナーがあまりに酷かった

 

少しもじっとしていられず

たえず動く、しゃべる、揺れる、

やっと静かに寝たと思ったらいびき

ああ

今日はハズレの日だなぁ

 

休憩の時に係りの人に席を変えてもらえるか

きいてみて

ダメだったら後半の演奏はあきらめて

クラシックのレコードを聴けるカフェに行き

おおきなプリンパフェ食べようそうしよう

しかも

おうちにかえれば

さまざまな魅惑の羊羹が

私を出迎えてくれるのだ

などど考えて前半はやり過ごした

あそこまで気を散らされると

もう全然曲の世界にはいりこめない

(目をつぶってみたけど

彼の動きで椅子自体が揺れるのでダメだった)

隣の私もつらいけど

彼の真後ろの方も相当つらいのではなかろうか

 

 

係りの人に相談してみると

席をかえてくださった

しかもまるまる誰もいないブロック

なんともあずましい気分で後半は

たのしめました

 

もしぴっちゃんがここにいたら

とてもお行儀良く姿勢良く演奏をたのしみ

演奏の後の拍手のときには

「ぴ!」「ぴ!」と喜ぶだろうな

 

ぼくはマナーしらずのならずものは

カミカミしますけどね

なんならひねりもいれてやりますけどね

               ぷ!

 

帰り道の公園は鴨ちゃんだらけ

ふごふご言いながら草をむしっていた

みんなまあるくなって

西陽を受けて寝てる

来週またくるよ

(来週はイムジチ)

 

かいぬしおかえり

ぼくあしもとのふわふわを楽しんでます

根気よくさがすと

シードがおちていることがあります

          ぷぷぷ

 

羊羹なる日々

また何か届いたね

かいぬし開けてみて開けてみてはやくはやく

はい

開けてみましょう

わあ 羊羹だね

ぼくんちさまざまな羊羹が集結してる

ぷぷぷ

ピリカもきた

おっ 羊羹だね

きゃっきゃ

かいぬしのおやつ

よかったね

でもぼくらにもおやつ忘れたらだめです

はい 忘れてませんよ

だいすきな🍇 たべたよ

おいしおいし

 

天の川に浮かぶ塩羊羹

優しめの中国茶に合わせて正解

 

どうしよう

とてもおいしい...

 

塩羊羹というものを初めていただきました

 

小豆を煮るときに

最後、砂糖をどどどっと入れるとき

小豆たちは「さあ こい」とか

「きたよきたよ」とちょっとざわめく

でも塩をいれるとき

瞬間ちょっと生真面目な顔つきになるのだけど

 

あの一瞬の覚悟をきめたかんじ

ぼくら、甘いだけじゃないんだよ

というどこか誇らし気なかんじが

長方形の中につまってる

 

和菓子ってほんとうにすてきです

 

ありがとうございます( ´ ▽ ` )

 

 

珈琲

かいぬしと一緒に読んでるのは

「ザリガニの鳴くところ」

予約リストからようやくまわってきた本

続きが気になって

どんどん読んじゃう

ピリカも一緒に読むかい

このお話は詩もでてくるよ

孤独について書かれたお話だよ

 

    ピリカです

んー

ぼくはザリガニみたことありませんけど

そいつもピリカ隊にいれてやってもいいよ

 

かいぬしだめです

本よりぼくのかっこいい翼みてください

ほら

一箇所だけ生えてないとこあるでしょ

このすきまからちょっぴり

風がもれるけど

華麗なる飛行にはまったくもんだいなしだよ

              ぷぷぷ

 

 

金澤ぶんちょさん羊羹に合わせて珈琲

 

紅茶派なので滅多に珈琲は飲まないのですが

珈琲をいれる一巡の作業が好きです

 

紅茶の場合は

ポットにふたをして

茶葉よ、存分にひろがりたまえと

茶葉のやる気まかせでいいのだけど、

珈琲はぽたぽた

あんばいよくお湯をたらしていく手間がかかる

それもまた

いかにも珈琲いれてます!って

気分になれて

私には非日常な贅沢な感じがする

フィルターの底から

ぽたぽたちょっとずつ落ちていくのも

砂時計みたいでたのしい

 

ただ、淹れ方合ってるのかわからない

豆の種類などもまったくわからないので

とても適当に

雰囲気だけかっこいい感じで淹れてみるのです

 

 

 

 

秋リース

指のすきまからちらり

かいぬしちゃんとぼくを見ててね

ああ いいあんばいだよ

ここからもうでないぞう

すやあ

 

はい、おやすみぴっちゃん

 

     ピリカです

上から撮ったらぼく

すごく強そうな顔になってる

じっさい

ぼく強いですけどね!

            ぷぷぷ

 

(あれれ、かいぬしの服にもぐりこんで

きゅわわぁって声出してたの

だれかな〜)

ぼくじゃないとおもいます

隊員のだれかだとおもいます

               ぷぷぷ

 

 

夏のリースをかたづけた

おつかれさまです

夏の間じゅう涼し気な色を楽しみました

また来年までおやすみなさい

 

そして秋のリース

minneで作家さんから購入するのですが

市販のものとちがって

それぞれの作家さんの想いや意図があって

ここはこんな色使いなんだろうなとか

テーマというかストーリーがあって

なんだかうれしいのです

 

玄関リースを変えると

うちに帰ってくるときの

うれしさがちがう

 

もちろんドアをあけて

奥の部屋から

「ぴっ!」とか

「ぽっ!」とか

聞こえてくるとこまでがセットです