これは彫りの深いあいつとぼく
きみは羽がぬけなくてうらやましいね
どこもかゆくないんだろう
ひょっとしたらぼく
後頭部の雪ん子ひとひら
抜けちゃってなくなったかもしれない
気に入ってたのにな
ぷぷぷ
ピリカ隊のみんな
隊長にごあいさつー！
今日もほちょほちょ歌うよ
はい
今週もみなさんがんばりました
ぼくからのウインク
楽しい週末をすごしてね
ぷぷぷ
失敗して泣いちゃった子もいたけど
最後はみんなげらげら笑ってた
理想とする展開に固執しすぎたかもしれない
高みを見すぎずに
目標設定をもっと低くしないと
自分もきつくなるし
こどもたちにも無理させちゃうかも
でもみんなげらげら笑って帰っていった
こどもの笑い声ってなんであんなに
楽しそうなんだろう
もらい泣きって言葉があるけど
もらい笑いしちゃう
ばかみたいにみんなでげらげら笑ってるだけの
カオスな時間になってしまったけど
まあいいか
来週またがんばろう
お酒をのんでねよう
ぴっちゃんのおやすみカバーの中から
ごはんを食べてる音がする...
おじいさんみたいだね ぼく
毛量減ってひとまわりちいちゃくなった
でもいつかほんとのおじいさんになったら
こんなふうにうすくちいさく
いのちをひきのばしながら
生きていくのかもしれない
夕陽を浴びるとね
生き物としての正体が
あばかれてしまうような気持ちになるね
だから多くのおじいさんおばあさんたちは
夕暮れ時に
おうちにいるのに
おうちに帰りたいってそわそわするのかも
ピリカです
ぼくすっかり観覧車慣れたよ
ぷぷぷ
くちばしでつつくとね
次のおやつがでてくるんだよ
棚の上から
ピリカ隊のみんなも見てるから
ぼくかっこよく観覧車をまわしたよ
ぷぷぷ
この1週間はなかなかハードモードだった
まだまだ勉強不足
and経験不足
毎日ひとり反省会してる
正解ってなんだろう
「子どもたちのあの笑顔が全ての答えだよ」って
ことば
凹んでるときには思い出すようにしてる
ピリカです
ぶわわ！
ぶるるん ぶわわ
おにいちゃんがおやつをたべてます
ぼくも一緒にたべたいよ
でもなんどか怒られちゃった
おにいちゃんに怒られることが
あまりないのでぼく
ちょっとかたまっちゃった
ごめんねピリカ
ぼくだんだん元気になってきてるから
もうちょっと待ってね
ずいぶん元気になってきてるかなとは
感じます
代謝の関係か、爪がとても伸びてます
止まり木の握りは大丈夫ですが
平らな面でも足の置き所が案配が悪そう
もうすこし状態が落ち着いたら
切ってあげたいと思います
ピリカは観覧車が気に入ったようで
楽しくつつきまわしてます
おかえりかいぬし
ぼく寝てる間に一日が経ったね
だいぶ抜け毛（羽）がおさまってきたよ
明日も元気に歌わなきゃ
おかえりかいぬし
まぶしまぶし
カバーはやくかけてよ
明日遊んであげるから
かいぬしもミルクチーのんて
早くねたらいいよ
ライラックの通りで
自転車ごと花に突進してる人がいた
なんだあのひとは
近づいたらさとみさんだった
「いっこいっこ匂いがちがうのかなって思ったの」
っていたずらがばれた子どもみたいに笑ってた
「いっこいっこちがいます
あの３つ目の色の薄いやつが
案外濃い匂いなのです」
って宝の在りかをうちあけるこどもみたいに
おしえてあげた
その会話を聞いていたみしらぬご婦人が
「このライラックはどこまでも続くの？」
と遊びに入れて欲しいこどもみたいに聞いてきた
さとみさんとご婦人は
ちょっぴりマスクをずらして
蜂のように花から花へ移動してる
お向かいの病棟の窓にも香りは届いて
誰かの初夏を優しく揺らしてるだろうか
花から花へ移動する蜂のように
甘い言葉から言葉へ
私も移動を続けて
ねっとり甘たるい蜜を
つくりあげることができたらいいのに
叫び続けて痛む喉に
優しく流し込んで
花のことばで
寝言を言いたい
ぶんちょうはうるさいよって
文句をいうだろうか
今日もぼくちょっと外にでたい気分で
ピリカと遊んだ
ぼくは観覧車怖くてあまりちかづけなかった
ピリカはハリネズミなぼくが怖いみたいで
いつものように
いたずらを仕掛けてこなかった
えー
ぼくだよ
ぷぷぷ
おにいちゃん
すっかりちがうぶんちょみたいなんだもん
ぼくこわい
観覧車は慣れたよ
こうやって首をにゅーんってのばして
食べるの
でもまだぐるぐる回すのは難しいんだ
ぷぷぷ
玄関リースを新しくした
お月様の形のリース
一目惚れで即決
ぶんちょとシマエナガさんは自分でつけました
おつきさまってのは
いろんなことを容認しているんだよね
ひとはみな好き勝手に月のせいにする
こんな愚かな失態を演じたのは
あんまり月がきれいだからなのですと
あれもこれも
あんまり月がきれいだから
いけないのですと
今日もぼく
かるるるして
ごはんを取り替えてくれるかいぬしの手に
アタックした
ごめんねかいぬし
ぼくなんか怒りたいきもちがしたの
でもぼくめったに怒らないぶんちょだから
たまには怒ってみるのもいいかな
かるるる
ぼくのかるるるは何度も聞いたことあるけど
おにいちゃんのかるるるは
滅多にきくことができないから
ぼくなんか貴重なきもちがした
ぼくよりちょっと低めのかるるる
ぼくは鈴のように軽いかるるるだよ
カレー食べたくてお店いったら
臨時休業だった
「ゴメンナサーイ マタオコシクダサーイ」て
言われて
スーパーでこれを買った
ひとりナマステごはんです
私がぼんやり空を見上げている時
空の向こうからも私を見てるものがあり
気付いてないだけで
その視線と視線があったりしているのかも
訳もなく
涙が出るときってのは
きっとそういうときなんだとおもう
